高齢者が転倒すると、その後の生活に大きな影響が出てくることは間違いありません。

実際に、おじいちゃんやおばあちゃんが転倒したというご家族に聞くと、ご本人にも周りの人にも様々な変化があったと口々に言うものです。

できるだけ転倒しないように注意することが大切ですが、実際に転倒事故が起こってしまったら、それにどう対処すればいいのかを考えることも大切です。

そこで、高齢者の方が転倒したら、どのような影響が表れやすいのか、代表的なものをご紹介していきましょう。

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直接的なケガなど


高齢者が転倒すると、まずは打撲骨折などのケガをする可能性が非常に高いといえます。

転倒した場所の近くに何か障害物があれば、それにぶつかって打撲しますし、ものがなくても尻もちなどをついて骨折するというケースは少なくありません。

特に高齢者の場合、骨粗しょう症などで骨自体が弱っている人も多いので、見た目には軽い衝撃のように思えても、簡単に骨折していたということはよくあるものです。

また、電気のコードなどに足を引っ掛けると前から転倒してしまい、頭を打つというケースもあります。

こうなると命の危険につながることもありますね。

高齢者が転倒すると影響はこんなところにも現れます!

ケガをした後の影響


打撲や骨折などのケガをすると、それがキッカケで歩くこと自体が億劫になる人も多いものです。

実際に歩行機能が衰えてしまったり、機能的には問題なくっても歩くことが怖くなったりして、どんどん歩かなくなっていきます。

この状態になると足腰がどんどん弱っていきますから、“歩かない”という状態から“歩けない”という状態に移行していってしまうんですね。

こうなると、さらに転倒事故を起こしやすくなりますから、どんどん悪循環に陥っていきます。

また、歩くことが億劫になるということは、外出も少なくなっていきます。

すると、人間関係も狭くなり、一種の引きこもり状態にもなりやすいですから、精神面にも悪影響が及んでいきます。

さらには、認知機能にも障害が現れることがありますので、高齢者の転倒は、かなり怖いものだといえるでしょう。

家族への影響


高齢者の転倒は、本人だけでなく家族や周りの人にも大きな影響を及ぼします。

歩くことが億劫になってくると、どうしても周りの人がお世話することになりますし、その状況よっては、いわゆる介護が必要となることも少なくありません。

先ほどもお話したとおり、転倒から認知障害につながることもありますから、その介護をするとなると、家族や周りの人に大きな負担がかかってくることになります。

場合によっては家族が介護疲れでダウンすることもありますから、デイケアやヘルパーサービスなどを依頼することも必要となるでしょう。

このように、高齢者の転倒は様々なところに影響を及ぼすものなのです。

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できる限りの予防策を


可能であれば、高齢者が転倒しないように予防策を打っておきたいものです。

まずは、普段から足腰を鍛えられるように、安全な場所で軽いウォーキングなどの運動を取り入れることが必要でしょう。

そのためには、気持ちに張りを持つことも大切ですから、家族同士のコミュニケーションも欠かせません。

また、転倒しにくい環境づくりのために、つまずきやすいものを置かないようにしたり、必要であればリフォームなども行いたいところです。

ですが、東京都のある調査によると、具体的な対処をする人はかなり少ないとも言われています。

起こってからでは手遅れですので、できる限りの予防策を心がけることが必要でしょう。


終わりに


高齢者の方が転倒したら、どのような影響が表れやすいのか、代表的なものをご紹介してきました。

ご本人にも、そしてご家族にも大きな影響が出てくるものですから、しっかりとした予防策を打っておきたいものです。

できるだけ長く健康でいられるように、ご本人もご家族も一緒になって考えていきましょう。

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