ここ数年で、パワハラという言葉を耳にすることが増えてきました。

他にも、セクハラやモラハラなど、“~ハラスメント”と呼ばれるものがいくつも出てきていますが、簡単にいえば、一種の弱い者いじめですね。

特にパワハラの場合は、上司という権力を傘にきて、部下という立場の弱いものをいじめようとする行為ですから、これを許すことはできません。

ただ、相手が上司という権力を持っているからこそ、なかなか対処しづらいということも事実でしょう。

また、パワハラかどうか、その境界線は曖昧な場合も多いですから、果たして上司や会社に抗議をしていいものかどうか、迷うことも多いと思います。

そこで今回は、どういう状態ならパワハラに当たるのか、またその場合の対処はどのようにすればいいのかについて考えていきたいと思います。

上司のイライラした態度などでストレスを感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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パワハラかどうかの境界線


パワハラという言葉が頻繁に使われるようになったのは最近のことですよね。

私が20代の頃には、あまりに耳にすることはありませんでした。

じゃあ、その頃には上司からのいじめみたいなものがなかったのかというと、決してそうではありません。

正直言って、ネチネチと陰湿に嫌がらせをしてくるような上司はいたものです。

もちろん、そういう上司は、ほとんどの部下から嫌われていました。

あなたの上司はどうですか?

もし、そういうタイプの上司だったら大変ですよね。

その気持ちは、本当によくわかります。

上司のイライラがパワハラに思えて辛い!そんなときどうする?

厳しいこととパワハラとは別


その一方で、とても厳しい人なのに、部下から尊敬を集める上司もいました。

探してみれば、あなたの周りにもいるのではないでしょうか?

特に仕事上のことでは妥協せず、ちょっとでもミスをすればイライラした態度を見せるのに、なぜか部下からは好かれるというタイプの人です。

こういう上司のもとで働いていると、決して気を抜くことはできませんが、仕事上では良い成果を出せることも多く、その厳しさはむしろ自分の成長にも役立つものです。

こんなふうに考えてみると、厳しいことやイライラした態度を見せることが、必ずしもパワハラにつながるとは限らないのかもしれませんね。

では、その境界線って、どこにあるのでしょうか?

上司を好きかどうかが分かれ目


例えば女性の場合、理想のタイプといえるようなカッコいい男性から声をかけられたら決して嫌な気持ちにはならないでしょうが、同じことを大嫌いなおじさんからされたら、それはセクハラになります。

それと同じで、尊敬できる“何か”を持っている上司であれば、多少厳しくても着いて行こうと思えるものが、人間的に尊敬できない人ならイライラしているだけでパワハラだと感じるでしょう。

ここで一度、あなたの上司のことを思い浮かべてみてください。

きっと、あなたがパワハラだと感じているのであれば、その上司は人間的に尊敬できるものを持っていないのだと思いますが、どうでしょう?

注意しないといけないことは・・・


パワハラかどうか、その境界線は、ある意味では“好き嫌い”に関係しているとも言えそうです。

それが、人間的に尊敬できるかどうか、あるいは上司として信頼できるかどうかというところに根ざしたものなら良いのですが、単なる“個人的な好き嫌い”でないかどうかは、よく確認する必要があります。

というのも、もし個人的な好き嫌いのために、上司に対してパワハラの疑いをかけてしまうと、それは一種の上司いじめ、つまり“逆パワハラ”になる可能性もあるからです。

でも、個人的なものではなく、人間的にも上司としても尊敬できず仕事にも悪影響を及ぼすということであれば、正式に抗議する必要があります。

具体的にどうすればいいのか、次はそれをお話していきますね。



パワハラ上司への対処法


上司のイライラした態度などがパワハラだと感じられる場合には、次のような対処法を試してみてください。

同僚と力を合わせる


あなたが個人的な好き嫌いで判断しているのではなく、上司としての資質に問題があるのであれば、同じようにその上司のパワハラで苦しんでいる人が他にもいるはずです。

いわゆる、パワハラの“被害者”ですね。

その人たちと連携を取るようにしましょう。

大体、パワハラをするような上司というのは、相手が弱いと思っているからいじめてくるような、気の弱い人間です。

もし、いじめている相手が力を合わせて自分の手に負えないと思えば、それだけでパワハラがなくなる可能性も高いでしょう。

また、何か行動を起こすにしても、あなた一人ではなく、チームとして動くほうが有利なことは多いものです。

ですから、まずは同じようにパワハラで悩んでいる仲間を集めるようにしましょう。

上司の上司に相談する


部下をいじめる上司というのは、自分の上司には弱いものです。

そこで、上司の上司に相談して、懲らしめてもらうようにしましょう。

ただし、その場合にはパワハラの“証拠”になるものを用意しておく必要があります。

ですから、「いつ、どのような状況で、どんなことをされたのか」などを詳しく記録しておくほうが良いでしょう。

これも、あなた一人ではなく、大勢の記録がある方が効果的ですから、やはりチームで力を合わせるようにしてみてください。

上司の上司が見過ごせないような記録を集めることが大切です。

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専門窓口などに相談する


最近は、社内にコンプライアンス専門の部署や、相談室のようなところがある場合も少なくありません。

上司の上司に相談しても埒があかないときには、そのような専門窓口の力を借りてみましょう。

もし社内にそのような窓口がない場合は、厚生労働省のサイトや窓口など、社外の専門機関を利用するという方法もあります。

無料相談を受けてくれるところもたくさんありますので、社内で解決できない場合には、そういった機関を活用してみてください。

ただし、その場合も証拠となるものは必要ですから、普段からパワハラの記録を取ることは忘れないようにしておいてくださいね。

終わりに


上司のイライラした態度をパワハラだと感じている人のために、パワハラかどうかの境界線についてと、対処法などをお話してきました。

対処法については、もう一度ポイントをまとめておきましょう。

  • 同僚と力を合わせる
  • 上司の上司に相談する
  • 専門窓口などに相談する

この3つでしたね。

一人だけでできることは限られてきますから、できるだけ同じ被害にあっている人で力を合わせるようにすることが大切です。

また、上司の上司や専門窓口に相談する場合には証拠となるものが必要ですから、パワハラの記録を取ることは習慣にしておいてください。

パワハラとは、部下に対する弱い者いじめですから、これはぜひともなくしていかなくてはいけません。

健全な仕事環境を守るために、ぜひ参考にしてみてください。





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