職場の人間関係って何かと問題になることがありますが、意外と厄介なのが後輩との接し方です。

後輩って、言うまでもなく自分より下なわけですから、先輩に比べるとやりやすいと思っていたら大きな間違いで、結構面倒な状況になってしまうこともあるんですよね。

特に、自分自身が仕事に慣れてきて余裕ができると、手間取っている後輩を見るとイライラしてしまいがちなもの。

そこで、先輩風を吹かせてしまうと、思わぬトラブルの原因になることもあります。

というのも、昔に私がその経験をしているんですよ。

あのときは結構ツラかったんですよ。

ということで今回は、私の失敗談を踏まえながら、あなたが同じ間違いをしないためのポイントをお話していきます。

ぜひ、先輩として大人の対応をするための参考にしてみてくださいね。

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私の苦い思い出をお話します


自分で言うのも何ですが、私は真面目な方ですし、仕事にもそれなりのプライドを持って取り組んでいます。

就職したての頃には失敗もありましたが、一通りの経験をして30歳になる頃には、たいていの状況には対応できるくらいの自信を持っていました。

今思えば、ちょっと天狗になっているところもあったのかもしれませんね。

その頃、20代の後輩連中を見ると、「こいつら、なっていないな~。いっちょ鍛えてやるか!」なんて思っていましたからね。

中でも、特に要領の悪い後輩にA君というやつがいて、彼の行動を見ていると危なっかしくて黙っていられませんでした。

それで、折にふれて彼のことを注意するようになったんです。

後輩にイライラする!先輩として大人の対応をするには?

後輩の面倒を見ようとがんばっていたら・・・


「よし、オレがA君のことを一人前に育ててやる!」というつもりで、できるだけ一緒に行動し、気づいたことがあればどんどんアドバイスするようにしていました。

ところが、そのA君は思っていた以上に不器用で、なかなか仕事を覚えてくれないんですよね。

それでも、辛抱強く教えるのが先輩の務めだと思っていたので、多少の失敗には目をつむり、何度も同じことをアドバイスしながら付き合っていたんです。

しかし、私もただの人間ですから、ついイライラしてしまうことも増えてきたんですよね。

最初のうちは、「A君、落ち着いて取り組めば大丈夫だから、一度や二度の失敗でめげないでがんばれよ」なんて優しく接していたんですが、やがてそんな余裕もなくなってきました。

気がついたときには、「おい、A!何回同じミスをしたら気が済むんだ。いい加減、ちゃんと理解しろよ!」と、言い方もかなり乱暴になってしまっていたんですよね。



熱血先輩のつもりが・・・


それでも、私自身は熱血先輩のつもりで、A君にも感謝されていると思っていたんです。

だって、彼が何度失敗しても、めげずに付き合っていたんですから。

ところがあるとき、A君と、彼の同僚のB君の会話が、たまたま耳に入ってきました。


一男(普通)

いや、マジで○○先輩の指導がうざいんだよ



太郎(右)

あ、わかるわかる。オレたちが見ていても、お前、大変そうだなって思うもん



一男(普通)

だろ?先輩風を吹かしてさ、まったくいい迷惑だよ



太郎(右)

まぁ、先輩だから我慢しないとしょうがないよ。しばらくしたら向こうもあきらめるんじゃないの?



一男(普通)

そうだな、それまで耐えるしかなさそうだな




もちろん、彼らは私が聞いていることには気づいていませんでしたが、だからこそ正直なことを言っていたのでしょう。

「Aのヤツ、ふざけやがって~」と思いましたが、そのときふと気がついたんです。

A君だけでなく、彼の同期に当たる後輩連中からなんとなく避けられていることに。

どうやら私、彼らにとって相当うざい先輩になっていたようです。

ハッキリ言って、A君の態度にはかなり腹も立ちましたが、ここで下手に騒いだら、さらに後輩連中に嫌われてしまうのは目に見えていました。

そこで、ちょっと方針変更をすることにしたんです。

他の同僚にも協力を頼みました


それまで、A君の指導を一生懸命やってきましたが、別に私が教育係を任されていたわけではありません。

あくまでも私の自主的な気持ちでやっていたんですね。

それで他の後輩からも避けられるという面倒な状況になってしまったので、もう一人で抱え込むことをやめました。

私の同期に協力を頼んで、数人でA君はじめ、ちょっと問題のある後輩連中の面倒を見ることにしたんです。

すると、私だけでなく、他の同期もA君の要領の悪さには呆れはじめてきたんですね。

ある同期からは、「今までお前のAに対する指導は厳しすぎると思ってたけど、あそこまで要領が悪ければ仕方ないな」なんて言われました。

ちょっとずつ私の苦労をわかる人が増えてきたんです。

また、私以外の先輩からも厳しく指導されているA君の姿を見て、A君の同期である後輩たちの態度も変わってきました。

それまでは、私がA君をいじめているようなイメージを持っていたようですが、そうではないことがわかってきたんですね。

そうなると、A君本人も逃げ場はありません。

元々、不真面目だったわけではないのですが、私以外の先輩からも厳しく言われ、同期からも同情してもらえなくなると、それまで以上に仕事の要領も良くなっていきました。

もちろん、私の悪いイメージも少しずつなくなり、他の後輩たちからの信頼も取り戻すことができましたよ。

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一人で抱え込まないことが大切


と、これが私の失敗談なんですが、イライラするような後輩がいても、自分一人でなんとかしようなんて思っちゃいけないなと痛感した出来事でした。

自分では先輩の責任とか優しさのつもりでやっていても、その本人からも周りからも嫌われてしまうということはあり得るんですよね。

そんなことにならないように、一人で抱え込まないことが大切だということを学びました。

そもそも後輩の指導は、誰か一人だけでするよりも、複数の先輩がするほうが効果的です。

複数の目で見て判断するほうが、指導する側にとっても指導される側にとっても客観性がつきますので、結果的に成長も早くなるものですから。

後輩の指導に関しても、スタンドプレーはしない方が良いみたいですね。

終わりに


後輩にイライラしてしまうという人のために、私の失敗談をお話してきましたが、いかがでしたか?

イライラしていじめるわけではなく、指導しているつもりでも、その後輩本人や周囲から嫌われてしまうことはあるものです。

そうならないためには、一人で抱え込まず複数の先輩が指導することが必要ですね。

そうすることで、

  • 先輩の側で後輩の状況を共有する
  • 後輩にも客観的に自分の状況を理解させる
  • 他の後輩にも客観的な事実を理解させる

ということが可能となります。

自分一人だと、ついイライラしてしまいますが、複数の先輩が携わっていれば余裕もできますから、大人の対応もしやすいはずですよ。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。




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