最近は、職場で年下の後輩が先輩や上司に向かってタメ口で話すということも増えているようです。

自分自身にタメ口で話しかけられるのも嫌なものですが、他の人に向かって敬語を使わずにフランクに話しているのを見るのも気になりますよね。

そういうときに難しいのは、注意したほうがいいのかどうかということ。

自分に向けられた言葉ならともかく、他の人に対する言葉遣いを注意するというのは、なんとなく出すぎたマネのような気もするものです。

しかし、職場で年齢やキャリアを無視したような空気が流れているというのも、心地よいものではないでしょう。

そこで今回は、私の経験も踏まえながら、職場で年下の後輩が他の人に対してタメ口で話しているときに、どう対処したら良いのかを考えていきたいと思います。

ぜひ、参考にしてみてください。

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年下の言動は、どこまで注意すべき?


他の記事でもお話しているとおり、私自身は縦の関係を大切にする方ですので、後輩や部下など年下の人間がタメ口で話しかけてきたらその場で注意します。

すると、彼らも私のことを“礼儀にうるさいタイプ”という目で見るので、直接タメ口で話しかけるようなことはほとんどありません。

ところが、私以外の人間にはタメ口を使っている場面を目撃することもあるんですね。

職場で年下の人がタメ口で話すのを見たら注意すべき?

ある部下との会話


以前に、こんなことがありました。

当時、私は課長だったのですが、部下として私より5つほど年下のA君と、そのA君よりもさらに3つほど年下のB君というのがいたんです。

そのときの会話を、ちょっと再現してみましょう。


一ノ助(左)

A君。B君と協力して、次の会議の資料をまとめておいてくれるか?



太郎(右)

わかりました。では、Bと手分けして進めておきます



一ノ助(左)

頼んだよ




その後、B君から質問を受けました。


一男(ほー)

課長、すみません。A先輩から指示を受けて資料をまとめているところなんですが、こんな感じで進めてよろしいですか?



一ノ助

(プランに目を通しながら)うん、大体こんな感じでいいんじゃないかな?



一男(ほー)

ありがとうございます。では、これで進めていきます。(A君に向かって)A先輩、これでOKだって。じゃあ、よろしくっす




B君の態度が、私に対するときと、A君に対するときとであまりにも変わっていたのでビックリしてしまいました。

B君から見てみれば、A君は3つ上の先輩であり、私は8つ上の上司ですから、A君には親近感を持っていたのでしょう。

しかし、私にしてみれば、年下のB君が先輩であるA君にタメ口で話すというのは、非常識に思えたものです。



私を驚かせたA君の反応


しかし、本当に私がびっくりしたのは、その後のA君の返事だったんです。

年下のB君からタメ口で話されても、そんなことはまるで気にせず、「わかった。じゃあ、予定通り進めていこう」と、普通に答えているんですよね。

A君から見れば、私は5つ上の上司で、B君は3つ下の後輩ですから、年齢的にも役職的にも近いのはB君の方です。

それに、元々A君はB君のことを弟のように気に入って可愛がっていたみたいなので、タメ口で話されても気にならなかったのでしょう。

そんな様子を見て、私もちょっと戸惑ってしまいました。

それまでの私の考え方から言えば、年下の人間が先輩に向かってタメ口を使うなんて、けしからんことだったのですが、当のA君はそんなことを何も気にしていません。

本人が気にしていないことを私が注意する必要があるのかどうか、さすがに迷ってしまったんですね。

基本的には、年齢の違いは尊重したほうが良いと思いますが、あまりそこをうるさく言うと、すでに仲良くなっている彼らがやりにくくなるんじゃないかという気がしたんです。

それに、B君のタメ口も、決してA君をバカにしているようなものではなく、親しみを持っていることがよくわかりましたので、なおさら注意する必要がないと思えました。

最終的な私の判断は・・・


その後、彼らの様子をしばらく観察し、問題がないと思えたので、B君がA君にタメ口を使うところを見ても、特に注意はしませんでした。

実際、彼らは良いコンビで、仕事でもそれなりに成果を出していたので、自由にさせるほうが良いと思えたんですね。

もしもA君が、B君のタメ口を嫌がっていたのなら問題でしたが、それはまったくありませんでしたので、あの二人に関しては適切な判断だったと思っています。

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大切なのは本人同士の納得


何度もお話しているとおり、年下の後輩が先輩や上司に丁寧な言葉遣いをすることは基本です。

でも、すでに仲良くなっていて、お互いが納得できているのであれば、多少のタメ口は、あまりうるさく注意する必要はないでしょう。

ただ、いくら仲良くなっていたとしても、会議などの公の席でタメ口を使うようであれば、それは注意したほうがいいですね。

TPOをわきまえることは、社会人としてのマナーですから、そこはキチンと指導してあげるようにしましょう。

終わりに


職場で年下の後輩が他の人に対してタメ口で話しているときに、どう対処したら良いのかということをお話してきましたが、いかがでしたか?

相手構わずタメ口で話しているようであれば、社会人としてのマナーが欠如しているといえますが、そうではなく、親しい相手にだけフランクに話している場合は本人たちに任せて良いでしょう。

そのときに大切なのは、

  • タメ口を使われている方が納得していること
  • 公の席とプライベートでTPOをわきまえていること

という2点です。

親しくもない相手にタメ口を使うのは失礼以外の何物でもありませんが、逆に親しい人に丁寧すぎる話し方をさせるのも他人行儀です。

それで、本人たちが納得しているのであれば、年長者としてもある程度は大目に見るところがあっても良いと思いますよ。







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