昔、「まったく、いまどきの若いものは」という年輩の人を見ると、「頭が堅いんだよな・・・」なんて思ったものですが、ふと気がつくと年下の後輩に対して同じようなことを感じている自分に驚くことがあります(笑)

それだけ私も年をとったのかもしれませんが、それだけではなく、年下の世代の考え方には理解に苦しむところが多々あるものです。

30代以上の方なら、同じように感じる場面を経験されているのではないでしょうか?

特に言葉使いに関しては、平気でタメ口を使う連中が年々増えてきているような気がします。

体育会系出身の私としては、年下なのに先輩に対して悪気なくタメ口で話しかける姿を見ていると、つい「まったく、いまどきの若いものは」と言いたくなってしまうんですよ(笑)

しかし、理解できないと嘆いていても仕方がありません。

年齢とともに、年下の世代を指導しないといけないことも増えてきますから、そのためにも、彼らの心理を色々と研究してみました。

会社で、年下の連中のタメ口に困っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

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縦の関係がなくなってきている?


世の中の常識は、そのときどきで変わっていくものもたくさんありますが、昔に比べると“縦の関係”というものがどんどんなくなってきているのかもしれません。

聞くところによると、小学校などでも「○○君、○○さん」という呼び方は性差別に当たるから、先生は男女を問わず生徒のことを「○○さん」と呼ぶところもあるとか。

もちろん、そういう学校では生徒を呼び捨てにするなんてことはあり得ないことなのでしょう。

先生が生徒のことを大切にするのは良いことですし必要だと思います。

でも、それが行き過ぎて、先生が生徒に気を使いすぎるような環境になってしまうと、大人の威厳みたいなものが失われるという傾向もあるような気がするんですね。

もちろん、基本的人権としては大人も子供も平等ですが、大人は様々な経験を積んでいる人生の先輩です。

その先輩に対して敬意を払うことを教えるのも大切なことといえるでしょう。

まぁ、ここで教育論を語っても仕方ないでしょうし、先生たちにも色んな事情があるのだと思いますが、学校で縦の関係が希薄になっていることは確かだと思います。

つまり、子供たちが大人に敬語を使うということを学ぶ機会が減っているということですね。

そして、その子供たちが大人になると、年下なのに先輩や上司に対してタメ口で話すようになるわけです。

年下なのにタメ口を使う心理~なぜ彼らは敬語を使わないのか?

彼らに悪気はない


彼らは敬語を使うということ自体を習っていませんから、先輩や上司にタメ口で話しても、まったく悪気がありません。

言ってみれば、「そういうものだ」と思っているわけですね。

むしろ、タメ口で話すことは親しみを表すために必要だと思っているケースもあるようですよ。

そんな彼らに、「なんだ、その口の聞き方は!」と、頭ごなし叱っても、なぜ怒られているのか理解できません。

なぜなら、タメ口で話すことが悪いとは思っていないわけですから。

ですから、年下の世代からタメ口で話しかけられても、すぐには怒らないであげてください。

決して彼らは、あなたのことをバカにしているわけではないんです。

ただ、敬語を使うということ知らないだけなんですね。



大切なのは教えてあげること


敬語の使い方を知らないのであれば、教えてあげるしかありません。

あなたにとっては当たり前のことでも、年下の世代にとっては新しい知識だということはたくさんあるものです。

ですから、あまり短気を起こさず、じっくりと教えてあげましょう。

でも、教えると言っても具体的に何をすればいいのか迷うかもしれませんね。

一番いいのは、あなたが先輩や上司に対して敬語を使っている姿を、年下の世代に見せてあげることです。

つまり、あなたがお手本になってあげるということですね。

その姿を見ることで、「そうか、年上の人にはこんなふうに接すればいいのか」ということを、彼らは実地で学ぶことができます。

でも、もしあなたが年下の世代の言葉使いを注意している割に、自分では先輩を立てていなければ、彼らに見透かされてしまいますよ。

そうなると、彼らはあなたのことをバカにしてタメ口で話すようになりますから、気をつけてくださいね。

年下の世代は、あなたが言っていることではなく、やっていることに従いますから、ぜひ覚えておいてください。

一部の識者によると・・・


ここからは、ちょっとしたおまけみたいなものですが、年下のタメ口などをテーマにすると、こんなことを言う人がいます。

「人が社会で能力を発揮するためには、縦の関係なんてないほうがいい」

要は、縦の関係は人にプレッシャーを与えて能力を制限するので、できるだけフラットな関係を作ることが望ましいということですね。

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そのためには、年下からタメ口で話しかけられても気にしないような度量の大きさを持つことが大切だということのようです。

確かに、過度な縦の関係はプレッシャーにもなりますし、良くない場合もあるでしょうが、その辺は程度問題ですよね。

それに、これは私の偏見かもしれませんが、その手の意見を言う人って、欧米の心理学者などが書いた本を参考にしている場合が多いような気がするんです。

ドラマや映画を見ればわかりますが、欧米というのは上司であってもファーストネームで呼び合うような文化を持っているところです。

それを、まったく文化や風習が違う日本にそのまま当てはめても、上手くはいかないと思うんですね。

もちろん、行き過ぎた縦の関係は問題でしょうが、年下の人間が年上の先輩に敬意を持つことは大切なはずです。

ここをゴチャ混ぜにせず考えることが必要だと思うんですが、あなたはどう思われますか?

終わりに


年下の世代がタメ口で話しかけてくる心理について、私なりの考察をお話してきましたが、いかがでしたか?

彼らが敬語を使わないのは、そういうことを学ぶ機会が少なかったからなんですね。

もちろん、それが100%正解ではないかもしれませんが、傾向としては、当たらずとも遠からじだと思います。

ですから、年下の世代からタメ口で話しかけられたときには、

  • 彼らには悪気がないことを思い出す
  • 言葉の使い方を知らないので教えてあげる
  • 教えるためには自分が手本になる

ということを覚えておいてください。

ただし、明らかに態度が悪いような場合は別ですよ。

人をバカにしてタメ口を使うようなヤツがいたら、厳しく叱って良いと思います。

でも、経験が少ないためにちゃんとした言葉遣いができない人も多いですから、年長者として、年下の世代をしっかり指導してあげてください。








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